パイオニアのDATデッキ2台の修理依頼をいただきました。2台ともトレイが開かないということです。
まずは1台目です。ERR表示になっています。
動作はしているようですが、トレイが出てきません。
カバーを開けて、手動でローディングギヤを回してトレイを開きます。
テープが引き出された状態でした。
開かない原因はいくつかありますが、そのうちのひとつは、このリッドカバーの剥がれです。フロントパネルと擦れていますので、接着固定します。
メカを降ろしてローディングベルトを交換します。
裏返してロータリーエンコーダーを分解します。
ERRの原因は、この接点の汚れと思われますので清掃します。
メカ本体とインストレーションユニットを切り離します。
RFユニットの電解コンデンサーを交換します。
ピンチローラーを脱着して表面を軽く研磨し、専用クリーナーで清掃します。
指先はカートリッジ検出スイッチです。接点復活剤を処置します。
パワーモーターとローディングモーt-アを空転させて内部接点のリフレッシュを図ります。
本体に戻して動作確認を行います。
少し音が途切れましたのでクリーニングテープを走らせます。
ガリの見られるヘッドホンVOLに接点復活剤を処置します。
録音テストを行い、修理完了です。
続いて2台目です。
こちらもトレイが開きませんが、1台目と違い動作音がしません。
カバーを開けて先ほどと同様、テープを取り出します。しかし、開けたトレイはイジェクトボタンで動作しません。回路の故障のようです。
電源基板です。サービスマニュアルを確認したところ、12Vと9V、5Vを出力する仕様の電源ですが、点検の結果、12Vと9Vが出力されていないことがわかりました。
これが9V用のレギュレータIC、
これが12V用のレギュレータICです。
部品を取り寄せて交換します。
無事復旧しました。なお、この後の整備内容は、1台目とまったく同じですので、記事は省略させていただきます。
以上で2台の修理完了です。








































