ナカミチのCR40です。
3年ほど前に入手された機器ということですが、一部テープで途中停止するというトラブルがあり、当店にご相談がありました。一部テープで起こるトラブルは、テープが原因であることがほとんどである旨ご説明し、今回はメンテナンスとそのテープの点検ということでお送りいただきました。
まずは、当店手持ちのテープで動作確認を行います。問題はありません。
続いて、お送りいただいた、不具合が発生するというテープを再生します。テープ後半になると、「キー」というテープの鳴きが発生しましたので、ヘッドとテープの摩擦が過大になっていることがわかりました。古いテープでしたので、おそらく、表面が変質して、サランラップのように張り付きやすくなっていると考えられます。
メンテナンスに移ります。メカを取り出します。
化粧パネルを取り外し、左右リールにグリスアップします。
コントロールモーターユニットを取り出します。
スイッチ接点を磨きます。
コントロールモーターを分解し、内部接点を清掃するとともにシャフト部にグリスアップします。その後組み立てて慣らし運転を行います。
キャプスタンモーターユニットを取り外し、リールユニットを取り出します。
先ほどと同様、リールモーターを分解整備します。
キャプスタンの貫通部を清掃します。
キャプスタンにグリスを処置し、新しいベルトを掛けて組み付けます。
ヘッド周りを清掃します。
バックテンションベルトを交換します。
トレイ開閉を検知するスイッチ接点を磨きます。
本体に組み込んで動作確認を行います。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
再生ヘッドと録音ヘッドのアジマス調整を行います。
キャリブレーション後に録再バランス調整を行います。ナカミチはテープポジション別に行う必要があります。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し、修理完了です。
































