このブログをお読みになっている新潟県のK様からメールをいただきました。TC-K222ESLをご愛用とのことですが、不具合を自己解決されたということで、皆さんにご紹介したいと思います。
初めにいただいたメールの内容はですが、
「TC-K222ESLを使用しておりましたが、最近テープを巻き
ということです。
動作を切りかえると不具合が解消されるとのことでしたので、「センサー類の故障ではないでしょうか?」とお答えしましたが、3週間ほどして再度ご連絡をいただきました。
「『モードカムギア』を手動で回しますと、ある回転角度で非常に硬くなるところが確認されました。どうも『ヘッドアッシー』のスライド部が所定の位置までスライドせず少々固着していたようです。『ヘッドアッシー』を外し、スライド部のボールが入っている箇所を掃除・グリスアップして『ヘッドアッシー』を組み込みましたらどのモードからもカセットホルダーが開くようになりました。」
と無事解決されたということです。
文章では分かりづらいでしょうから、写真で再現してみましょう。
メカ正面です。左右ピンチローラーを外します。このピンチローラーとヘッドは、アシストモーターの回転をベルトを介してカムギヤに伝達され、カムの働きで上下動します。
ヘッドは、左上のブレーキ、そしてヘッド上部のプレートを外すと簡単に分離できます(1mm程度の金属ボールが計4個ありますので注意してください)
ヘッドは、右写真の3つのボールで支持され、先ほど外したプレート(ここにも金属ボールが1ケあります)でサンドウィッチになっていますが、この辺りの滑りが悪くなってベルトスリップが起きて動作不良となったものと思われます。
それにしてもDIYで修理するなんて素晴らしいですね。くれぐれもスモールパーツの紛失にはご注意ください。
また、困ったときにはぜひ当店にご相談ください。