今日はDTC-55ESの修理を行いました。この機種もメカ部のいろいろなところをメンテナンスしないとキチンと動作しません。
ひととおりメカの整備を終えて試運転を行いました。テープパスに若干の狂いが見られましたが、動作は良好です。ところが、ディスプレイを眺めていると、何か様子が変なことに気づきました。
パネルの上部から緑色の光が漏れています。FL管に不具合が発生したのでしょうか?
よくよく見てみると、パネルに取り付けられているアクリル板が4mmほど下側にズレ下がっています。この状態はこれまで数度経験しています。
それでどうするかというと、このパネルは両面テープで貼られていますが、接着力が弱まっていますので端のほうからゆっくりと力を入れて剥がします。欠けたり割れたりしないよう細心の注意が必要です。
後は元の位置に戻して完了です。これはもちろん重力により長い期間をかけて次第にズレ落ちてしまったのが原因ですが、同様の事象は、DTC-500ESのトレイ正面のアクリル板にも起きますので、同型機種をお持ちの方は一度じっくりと観察してみてください。
今日は重力を実感した一日でした。