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GX-Z9000半田クラック

投稿日:2017年12月3日 更新日:

A&D社製の3ヘッドカセットデッキGX-Z9000のデッキメカ修理を終え、試運転を行った際のことです。

左CHの入力がありません。このときの原因は大きく3つ考えられます。一つ目は「VOLの接触不良」、これは接点復活剤で復活します。二つ目は「VOLの故障」、これはボリューム(LEVELまたはBALANCE)の交換しかありません。三つめは「入力端子の接触不良」で、経年により発生した半田クラックの修正が必要です。

また、不具合はまだあり、カムモーターが動作するトレイ開閉時やヘッドが上下する再生時などに「プチッ」とノイズが混じります。

いずれにしてもメイン基板を取り外す必要がありますが、入力の不具合は「VOLの故障」の可能性が高く、部品が調達できるか不安が脳裏をよぎります。

基板を取り外し、テスターで点検を進めます。幸いにもVOLは正常です。ということは半田クラックでしょうか?

発見しました。右の写真中央の端子が浮いているのがわかると思います。プラグを抜き差しする際に大変力が加わる場所で、どこのメーカーでもそうですが、繰り返し行うと不具合が発生します。ただ、普通の半田クラックは、パーツの端子と基板の間に発生しますが、この場合は半田部は正常で、基板のプリント部が基板から浮いています。ということは、普通に再半田してもダメです。

写真は撮り忘れましたが、不具合が起きている端子と正常な端子間をバイパス接続し修理を行いました。また、よくよく見ると、出力側のアース端子も同様の状況になっていました。このアース不良が「プチッ」とノイズが混じる原因です。ここも含めすべての入出力端子を補強し、無事修理完了です。

最近、半田クラックによる故障が増えています。ちょっとした振動や応力も時間をかけて繰り返し加わると、疲労破壊を起こすようです。GX機の不調でお悩みの方は当店までご相談ください。

 

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