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ワンポイントメモ

GX機の可変抵抗器修理

投稿日:2018年1月21日 更新日:

以前にも記事にしましたが、AKAIのGX-93(73)、A&DのGX-Z9000(7000)のウィークポイントにVOL(可変抵抗器)の故障というものがあります。

単なる接触不良であれば、接点にケミカルを塗布し復活することができるのですが、断線という故障も少なくありません。断線した場合は交換しかありませんが、このVOLは軸の部分が長い特殊なタイプで、同じもの、あるいは代替品になるようなものの新品は、私の知る限り入手できません。

そのため、断線による故障が発見された場合は、ジャンク機から移植することになるのですが、人気機種ですので、そうそうジャンク機も手に入らないのが現状です。

RECやHEADPHONEのVOLには、このように2連同軸(LR同時に回転)のものが使用されていますが、断線は、9割がた、テコの原理で応力の加わる後ろ側の部分に発生します。そうすると、同じように後側の故障したVOLが貯まってくるので、こんな工夫をします。

まずは、断線している側の抵抗プレートを取り外し、胴体部分を解体します。

プラスチックのパーツを他の部分に傷つけないように除去すると、断線していないフロント部の抵抗プレートを取り出すことができます。

その取り出した抵抗プレートを他のVOLに取り付けます。いわゆる「ニコイチ」というものになりますが、動作はまったく問題ありませんし、大変合理的な修理方法ではないでしょうか。

GX機も製造から30年が経過しました。これからはこれまで以上にサービスマニュアルに書いてないような修理が求められます。GX機の修理は多くのノウハウを持った当店にご相談ください。

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