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ワンポイントメモ

(SONY)ESGモデル以降のヘッド劣化

投稿日:2024年12月15日 更新日:

SONY製のカセットデッキのヘッド関連の問題というと、代表的なのは、TC-K777などに搭載されているレーザーアモルファスヘッドの摩耗によるトラブルです。

摩耗が進行すると、再生開始時に音が籠ったり、高音域が減衰するという症状が現れますので、修理方法としては、ESGモデル以降のコンビネーションヘッドに換装するというのが一般的です。

しかし、このコンビネーションヘッドも経年により問題が発生しやすいことで知られています。

通常、バイアスキャリブレーション後は、音質も録音レベルも最適な状態になりますが、

ヘッドに異状が発生している機器では、録音時、特にクロムやメタルテープを使用したときに、「バイアスキャリブレーションが不調」「録音レベルが低い」「音が歪む」という症状が現れます。

本当にヘッドの問題?という疑問もあるでしょうから、試しに、異状が見られる機器に正常なヘッドが搭載されているメカと換装してみます。

まったく正常になりましたので、ヘッドの不具合であることが確定しました。

正常な機器で録音した4種類の周波数が記録されたテープを、異状が見られる機器で再生してみると、ほぼ問題は見られませんでしたので、録音ヘッドが劣化していることがわかりました。

これまで数多くのESモデルを扱いましたが、感覚的には10~20台に一台は、上記のようなヘッド劣化が見られます。根本的な解決策は、ヘッド交換しかありませんが、ジャンク機も高騰している近年では、それも難しい状況となっています。

お持ちの機器は大丈夫でしょうか?

 

 

-ワンポイントメモ
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