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SONY製の民生用DATデッキのうち、DTC-1000ES、DTC-1500ES、DTC-2000ES、DTC-A8、DTC-ZA5ESには、2DDのリールメカが搭載されています。微妙な仕様は異なりますが、サイズも互換性も含め基本的な部分は共通です。
写真のメカで、左右独立したモーターで駆動されます。このユニットの故障で多いのは、片側のリールが回転しないというものですが、これは、ご覧のとおり基盤が集積化されていてほぼ修理不可でユニットごとの交換となります。
次に多い故障が再生後数秒で停止するというものです。これもいくつかの原因が考えられますが、修理可能な故障として、回転センサーの不具合が挙げられます。
写真中央に写っているのがセンサーです。左右ひとつずつあります。
半田付けで固定されていますので、慎重に取り外します。
CR2032電池と比べるとその小ささがわかると思います。2mm程度の大きさです。
故障しているユニットからパーツを移植します。方向を間違えないように半田付けします。
このセンサーは、発光部と受光部が一体となっています。リールの放射状の模様の反射の状態を読み取り、回転を検知します。
デッキメカに取り付け動作確認します。動作良好、修理完了です。DATデッキの不調でお困りの方は当店までご相談ください。