Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

DTC-2000ES

SONY DTC-2000ES ピンチローラーの割れ

投稿日:2018年7月10日 更新日:

DTC-2000ESの修理依頼をいただきました。お客様の愛機が故障したもののメーカーでの修理が叶わず、たまたま当店がオークションに他機種の整備済み品を出品していることがきっかけとなりました。

メールとお電話をいただきましたが、2000ESは名機中の名機でありますので、他機種への買い替えではなく修理を行うことをお勧めさせていただきました。これまで数回メーカー修理を行っているとのことでしたので、修理の参考とするため以前の修理内訳書も併せてお送りいただきました。

早速動作確認を行いますがトレイが開閉しません。ただし、モーターの音は聞こえてきますので、トレイベルトに不具合が起きているようです。

内部を確認します。

予想通りベルト切れです。SONYのデッキの中ではこの2000ESが一番多くベルト切れが多く発生します。

今回はこれで修理完了でしょうか?ところが、ベルトを新品に交換し動作を確認したところ、再生が早送りになります。リールも普通の数倍の速度で回転しています。この症状は何度も経験しています。ピンチローラーが脱落したときに起こるのですが、メカを覗き込むとピンチローラーはちゃんと付いていました。ということはキャプスタンの回転異常でしょうか?

キャプスタンモーターを手持ちのパーツの交換しましたが変化はありません。

内部のギヤも以前の修理により状態は良好に保たれています。一体原因は何でしょうか?

今一度メカを組み立てて、動作確認を行いました。ピンチローラーをよくよく見てみると・・・あれ???

見つけました。ピンチローラーが割れています。写真のような亀裂が数か所に発生しています。この亀裂によりキャプスタンとの間のグリップが低下し、テープがスリップして早送り状態になったものと思われます。

早速ピンチローラーを交換し、ほかにもモードベルト交換、テープパス点検などを行い修理は完了です。

-DTC-2000ES
-, ,

執筆者:

関連記事

SONY DTC-2000ES(続き)

ヘッドが故障した2000ESのために、オークションで77ESを入手しました。これで名機を蘇えらせます。 故障したヘッドを撤去します。 77ESからヘッドを移植します。テープパスの調整を行い、つづいて操 …

SONY DTC-2000ES

SONY製4ヘッドDATデッキ、DTC-2000ESです。 10年ぶりに使用しようとしたところ、トレイが開かなかったということです。 イジェクトボタンにディスプレイは反応しますが開きません。 カバーを …

DTC-2000ES 再入院

先月初めに修理を終えオーナー様の元にお送りしたDTC-2000ESですが、今度は別の不具合が発生したとご連絡をいただきました。 具体的な症状としては、テープを挿入後にCAUTION表示は出ないものの、 …

SONY DTC-2000ES

本日はDTC-2000ESの修理ですが、訳があって2回に分けて掲載することになります。理由は後ほど。 故障の状況としては、「左側表示パネルの暴走」「音が出ない」ということです。暴走は操作スイッチの劣化 …

SONY DTC-2000ES 早送り再生

SONY製DATデッキ、DTC-2000ESです。 これまで2度ほど当店で修理した機体です。 今回の不具合は、再生が早回しになるということです。カウンターも倍ほどのスピードで進みます。 カバーを開けて …

検索

2018年7月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(現在、電話での修理受付は行っておりません。当店へのご連絡はページ上部の「お問い合わせはこちら」をご覧ください)

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM