今日は時間が取れたので、愛機の定期メンテナンスを行います。SONYのDATデッキDTC-77ESです。このデッキは希少な4DD、4ヘッドモデルでありながら、中古市場では比較的安価で取引されているという、大変CPが高く個人的には好きなデッキです。
まずはメカの分解整備です。これはいつもどおりなので詳細は以前の記事をご参照ください。リングギアの固着はなく、状態は良好でした。軽くグリスアップし消耗品のモードベルトの交換を行いました。これで今後5年間は安心です。
続いて、フロントパネルに移ります。ここは初めてメンテナンスを行います。
フロントパネルを固定している上下6本のビスを緩め、本体と接続されているケーブルコネクタ4箇所を取り外し、本体とフロントパネルを完全に分離します。このほうが作業性は格段に高まります。続いて、表示パネルや操作SW関連の基板をパネルから分離します。この基板には実装型の電解コンデンサーが4ケ使用されています。
100μFが3ケ、10μFが1ケが使用されていますが、100μFの方は周りが濡れていますし、10μFの方は端子が腐食しています。
新品に交換しました。写真を撮り忘れましたが。電源SWの下にあるリモコン受光部にも10μFが1ケありますので、これも交換しました。
これで当分は安心してDATを楽しむことができます。
11月も下旬を迎え、すでに寒冷期で気温が低くなっています。ゴムベルトやグリスも硬くなり動作不良が起きやすくなりますので、ぜひ当店でメンテナンスをお受けください。